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つぶやき

清明

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2015.04.06

4月 5日 「せいめい」

太陽視黄経 15 度
万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)
清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語ふさわしい。地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。

「せいめい」という響きが何となく好きです。次々に枝から葉が芽吹き、日に日に育っていく様が「生命」を想像させます。桜はもう花びらを落としていますが他の花がまた次から次に咲いていく時期でもありますね。天気予報は今週ぱっとしません、早く晴れ渡った空を見たいものです。

 「清明」は昨日5日でした。この日曜日、鎌仲ひとみ監督の映画「小さき声のカノン」の上映会でした。2回の上映とその間に監督のトークもあり、150余名の参加がありました。
 3.11のあと、空気中放射線量も土壌濃度もなかなか下がらない故郷では子ども達の身体が気になるけれど、他の土地への移住が出来ない事情がいろいろある。押し潰されそうになりながらも、迷いながらも「被ばく」から子どもたちを守るため自分たちの意志で動き始める母たち。平行して、チェルノブイリ原発事故の後のベラルーシにおける子どもたちの状態と医療や国の判断なども紹介される。こんな前例が示されているのに、この国を統治する人たちは、国民の生命や健康を第一に考えていないことに、改めて怒りや絶望を覚えてしまう。作品内ではそこに焦点は当てられていない。そんな現実のなかで希望さえ見えてくるような人々の笑顔もみられるし、ベラルーシの医師の力強い言葉も聞くことができる。
 こう言う上映会ではよくアンケートを採られることでしょう。今回びっくりするくらいの回収率でした。来場されたかたの半数以上がしっかりと感想や決意を書いてくださっていたり、映画館での上映のつてを教えて下さったり、力になりたいのでと連絡先までかかれていた方もありました。監督も打ち上げ会場でそれを読んで、伝えたいことが伝わった!ととても喜んでいらっしゃいました。
 各地でまだまだ上映会が計画されているようです。どうぞお近くで耳にしたら是非にご覧になって下さい。

写真は先週、孫が遊びに来たときにいったお花見で。

清明

2015.04.06