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つぶやき

夏至

update:

2017.06.21

6月21日「げし」

太陽視黄経 90 度

陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧)

一年中で一番昼が長い時期であるが、日本の大部分は梅雨の時期であり、あまり実感されない。花しょうぶや紫陽花などの雨の似合う花が咲く季節である。

夏至

南中時の太陽高度が一番高い日です。けれど梅雨の最中で、今日はお日様を見る事ができませんでした。梅雨の最中といっても、梅雨入りと言われた日にしっかり降ったきり、どういうわけか2週間近くも気持ちの良いお天気が続いていました。予報では昨日からしっかり降るようなことをいっていましたが、昨日少し降ったくらいで、今日はもう曇空のままでした。どうなっているのでしょうね? 作物に影響はないだろうかと心配ですが、おかげで梅雨のジメジメ感にはまだ見舞われず、エアコンや扇風機を稼働せずともまだ快適域にあるようです。

夏至

同じ温度でも、近い相対湿度でも、暑く感じたりそうでもなかったり、不快だったりそこまでなかったりという経験はないでしょうか?

職業柄、各部屋の温湿度計をチェックしたり、写真にあるような計測器で気になる毎に数字をみたりしているのですが、体感と数字がいつも比例するわけではないですね。

体感=温熱感覚に影響を与える要素が6つあります。教科書的な話になりますが、これがわかっているとどうしたら快適に近づけるかの答えが見つけやすくなります。その要素は環境側に4つ人体側に2つあります。

環境側の要素は1.温度 2.湿度 3.気流 4.放射熱(床壁天井の表面温度など)です。温湿度計は普通にあって気にします、1.温度はもちろん2.湿度が高いときには身体からの蒸散がスムーズに行かないので暑く感じます。3.気流はいわゆる風があると涼しいという事。気流が皮膚にあったって熱を奪い涼感を得たという経験はどなたもお持ちと思います。しかし、4.放射熱は普段意識にないのではないでしょうか?わたしたちを取り囲む物からくる放射熱は目に見えませんが、結構な割合で温熱感に影響を与えています。温度だけのことをいえば室温と表面温度の平均値が体感温度といわれています。いくらエアコンで室温を下げてもなんだか暑い時には壁や天井から熱がやって来ていないか疑いましょう。

次は人体側の要素です。1.着衣量 2.代謝量(活動量といわれるときも有)があります。 1.着衣量はそれによって体温を逃がしやすいように、夏には薄い物1枚だったり、肌と着るものの間に空気の出入りがしやすいようなゆる〜いものだったり胸回りが開いているものを選んでいますよね。 2.代謝量はわたしたちの身体の中で作られている熱量の事です。性差をはじめ個人的にも代謝量が違うので同じ環境でも感じ方が変わってくるのはこのためです。また、デスクワークの時とお掃除しているときやスポーツしているときでは代謝量も変わってきますので活動量とも言われます。(戻って来る外勤の営業マンに合わせて温度設定をされたオフィスでは内勤のOLさん(死語か?)は冷えて体調を崩すような話はこの代謝量の違いが求める快適域の違いを生んでいるからですね。)

夏至

ご承知の通り、この身体の中で作り出している熱を環境に逃がしていって、うまいこと体温を正常に保つようになっている、わたしたちは恒温動物なんです。

うまいこといかないときには、それこそ命を危険にさらすことにもなるわけです。この6要素の中で自ら調整できる物はまず人体側では着衣量。環境側ではうちわや扇風機や通風で気流、エアコン使って温度、が普通にできますね。エアコン利用すれば多少湿度も下げることができます。なかなか自在に行かないのが放射熱でしょうか。建物の性能仕様に左右される所ですから。でも窓から入ってくる放射熱は、前回も話題にしたようにいろんな策があります。他要素のことも考えて工夫し、来る夏を少しでも楽に乗り切ってください。